高齢者の外反母趾の原因を紹介!40代を過ぎたら早めに対策しよう

高齢者の外反母趾の原因を紹介!40代を過ぎたら早めに対策しよう

杖をついて散歩する高齢女性の画像

高齢者の外反母趾は健康に大きな影響を与えます。とくに女性は年齢と共に発症するリスクが高まり、40代になってから悩まされるケースも少なくありません。

 

今回は、高齢になってから外反母趾になる原因や対処法についてお伝えします。具体的な商品の紹介もするので、記事を読むだけで実際に対策可能です。足のトラブル回避にお役立てください。

 

 

高齢者にも多い外反母趾とは?

外反母趾の足の画像

外反母趾とは、足の親指(母趾)が小指側に曲がっていく足のトラブルです。進行すると、親指が人差し指の下にもぐりこんで歩行困難になるケースもあります。症状が悪化すると、整形外科での治療や手術が必要です。

 

外反母趾になると、以下のような症状が現れます。

 

  •  靴やハイヒールを履くと足の親指(母指(ぼし))の付け根が痛くなる。

  •  母趾の付け根が赤く腫れている。

  •  母趾が「く」の字状に外側に曲がってきた。

  •  今までの靴が狭くなってきた。

  •  足の裏に胼胝(べんち)(タコのこと)ができ、普通の歩行でも痛くなってきた。

  •  母趾が人差し指(第2趾)の下にもぐりこみ、さらに痛みがひどくなってきた。

(引用:福岡整形外科病院「外反母趾とは」)

 

外反母趾は40代以降に発症する女性も多く、健康のための運動ができないという問題も生じます。高齢者にとって、歩行は健康維持にとって歩行は欠かせません。歩くのが困難になると、活動量が低下してしまいます。気持ちも落ち込みがちになり、認知症の心配も出てきます。

 

いつまでも健康でいるためにも、40代を過ぎたら外反母趾に気をつけるのが大切です。原因や対処法を知って、予防や悪化防止に努めましょう。

 

高齢者の外反母趾は筋力低下と靴が原因

床の障害物につまずくイメージ画像

外反母趾になる原因は複数あり、人によって異なります。40代以降になって発症する場合、主な原因として考えられるのは「筋力低下」と「靴」です。2つの原因について詳しく解説します。

 

加齢による筋力低下

 

年齢と共に筋力が低下するのは自然な現象です。女性の場合、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下するに連れて筋肉量が減少します。閉経を迎える50歳前後を機に、急速に減少するデータもあります。

 

老年医学会「日本人筋肉量の加齢による特徴」によると、女性の筋力低下は以下の通りです。

 

女性で 50 歳頃まで緩やかに増加した後、減少に転じることを示した。全身筋肉量では、女性では 50 歳頃まで横ばいで推移した後減少した。

最も減少率が大きい部位は下肢、次いで全身、上肢の順であった。(一部抜粋)

 

外反母趾の予防のためにも、筋力を維持しておく必要があります。足裏の筋肉は全身にも影響を及ぼすので、とくに重要な部分です。「つまずきやすい」「立っている姿勢がつらい」「むくみやすい」という状態があるようでしたら、筋力が低下している可能性もあります。生活に運動の時間を取り入れるなど、早めに対処しましょう。

 

日常的に履いている靴の影響

 

外反母趾の特徴でもある親指の変形は、靴が原因の場合がほとんどです。先が細いデザインやハイヒール、サイズの合っていない靴を履き続けると指先に大きな負担がかかります。職場でヒールを着用している女性も多く、職業病として外反母趾になってしまうケースも少なくありません。

 

初期の外反母趾は、痛みを感じないのが特徴です。痛みがあったとしても、靴擦れのように数日でおさまります。結果的に、足に合わない靴を長く履き続けることになり、悪化してしまうのが問題です。

 

靴を履く習慣がなかった時代の日本では、外反母趾の概念はありませんでした。靴の登場とともに、リスクが高まったのです。日常生活に支障が出る前に気づけるよう、こまめに足をチェックしましょう。

 

高齢者でもできる外反母趾の対処方法

外反母趾は未然に防ぐのが理想なものの、なってしまったら悪化しないよう対処するのが大切です。高齢者でも手軽に取り入れられる対処法として、靴を見直す方法と足裏トレーニングがあります。それぞれの対処方法のポイントは次の通りです。

 

・靴の見直し

足を圧迫しない、幅広のやわらかい本革素材の靴をおすすめします。サイズは正しく測り、長さだけでなく幅も足に合わせるのが重要です。足裏のアーチが崩れている場合は、土踏まずをサポートできるインソールを使用しましょう。

 

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・足裏トレーニング

 

靴の見直しの次に手軽なのが、自宅でできる足裏トレーニングです。足裏の筋肉を鍛えると、アーチの崩れを防いで外反母趾の悪化防止となります。足指でタオルをたぐり寄せたり、ビー玉を足指でつかんで移動させたりするだけで十分です。

 

足裏トレーニングの方法については、「外反母趾の女性が運動するメリットと注意点は?おすすめの方法も紹介」で詳しく解説しています。

 

高齢者におすすめの外反母趾にやさしい靴

 

靴の見直しを考えたら、コンフォートシューズ専門店の利用がおすすめです。足にやさしい商品が多く、幅広甲高のお悩み解消にも役立ちます。オンラインショップを利用すれば、お住まいの地域に関係なくお買い物ができて便利です。

 

全国配送料無料なだけでなく、電話での注文もできるコンフォートシューズ専門店「侘びくつや」の靴を紹介します。機能性だけでなく、デザインも重視した国内メーカーの靴は大人の女性にぴったりです。

 

面ファスナー楽々シューズ

外反母趾に悩む女性におすすめの甲高幅広のらくちん設計です。屈曲性の高いスニーカー底を使用し、革靴なのにスニーカー以上の履き心地を実現。姫路レザーの上質な素材で、足にやさしくフィットします。

 

軽量底サイドゴムスリッポン

 

まるで「空気を履いた感覚」のような軽さが自慢のスリッポンのため、高齢者にもおすすめです。軽量底を使用しているため、片足約185g(23.5cmの場合)となっています。撥水加工レザー素材を採用し、オールシーズン着用可能です。

 

編み上げスリッポン

パンプスのようなデザインでありながら、甲をホールドするので快適に歩行できます。外反母趾だけでなく、幅広でお悩みの高齢者にもおすすめです。靴下やタイツで雰囲気を変えられるため、幅広いコーディネートで活躍します。

 

高齢者こそ外反母趾の対処は早めにしよう

はつらつと歩く高齢女性の画像

初期の外反母趾は痛みもないので、放置してしまいがちです。気づいた時には、痛みで歩行がむずかしくなっているケースも少なくありません。治療や手術しなくても済むように、早めに対処しましょう。高齢者になっても健康に年を重ねるために、40代を過ぎたら積極的に予防に取り組むのがおすすめです。

 

■記事で紹介したコンフォートシューズ専門店「侘びくつや」のオンラインショップも、ぜひご利用ください。