外反母趾と扁平足の40〜60代女性向け! 土踏まずをつくる方法
外反母趾と扁平足の40〜60代女性向け! 土踏まずをつくる方法
外反母趾や扁平足は、40〜60代の女性に多く見られるトラブルです。病気ではないものの、症状が悪化すると日常生活に支障をきたす恐れもあります。
今回は、年齢とともに土踏まずが下がってきたと感じている方に向けて扁平足について解説します。併発しやすい外反母趾との関係や足指トレーニングの紹介もするので、お悩み解消にお役立てください。
外反母趾や扁平足に悩む方必見!土踏まずの役割とは
外反母趾や扁平足は、土踏まずのアーチの崩れによって起こる問題です。足の裏が平らになってしまうと、さまざまな問題が生じます。40代以降になって症状が現れるケースも多いのが特徴です。そこで、大人になってから外反母趾や扁平足になってしまった方に、土踏まずの役割を4つ紹介します。
- 立っているとき、全身のバランスをとる
- 体重を分散させる
- 足指の動きを助ける
- 足裏にかかる衝撃を和らげる
以上のように、土踏まずは非常に重要な役割を担っています。年齢と共にリスクが高まるので、生活習慣病を意識するように、足の健康にも注意しましょう。適度な運動や靴選びなど、自分で対策できる方法は多くあります。
扁平足とは?外反母趾を引き起こす原因にもなる!?
扁平足とは、足のアーチが崩れて土踏まずがなくなってしまった状態です。健康な人は、土踏まずの部分は地面に足がつきません。アーチ部分の骨は筋肉が支えています。歩きだす前の赤ちゃんは扁平足で、8歳くらいに土踏まずは完成するのが一般的です。つまり、アーチを形成するには、「歩くこと」が大切だとわかります。
大人になってから扁平足になってしまった人は、運動不足や肥満が原因かもしれません。歩いたり、足の指を使ったりする機会が減ると、アーチを支える筋力が衰えてしまいます。その結果、骨が支えられずに足裏が平らになってしまうのです。
扁平足になってしまうと、足裏にかかる衝撃が大きくなります。足指をうまく使えず、外反母趾を併発する可能性も少なくありません。40代を過ぎたら、土踏まずの維持に取り組むのが大切です。
扁平足のデメリットと外反母趾の関係
扁平足と外反母趾の共通点は、アーチの崩れです。土踏まずがないと、以下のような問題があります。
・地面からの衝撃が吸収できずに、身体の各関節の負担になる・重心移動もスムーズに行えなくなる。
・バランス能力も低下してしまう。
・外反母趾など足部の変形にもつながる。
(引用:足立慶友整形外科「扁平足について」)
日常生活に支障がないと思っていても、体に大きな負担をかけているのがわかります。
アーチがなくなると、足だけでなくカラダ全体にも悪影響です。膝痛や腰痛の原因となったり、ゆがみで歩行が不安定になったりします。「短時間しか歩いていないのに疲れてしまう」、「足裏の痛みが気になって外出を控えてしまう」という方も少なくありません。歩くのが困難に感じることで、より運動不足になってしまう悪循環です。
扁平足を放っておくと、アーチの崩れや親指の変形が進んで外反母趾になってしまいます。外反母趾は悪化すると、歩行困難になってしまう恐れもあります。早めに対処すれば、インソールや靴で対処可能です。しかし、症状が進行すると手術が必要となります。
病気ではないからと放置せず、少しでも不安を感じる場合は早めに整形外科を受診しましょう。
扁平足かどうかをチェックする方法
扁平足は病気ではないので、必ずしも医師の診断は必要ありません。気になる様子があれば、まずは自宅で簡易チェックするのがおすすめです。
・簡易チェックの方法
裸足になった状態で、あぐらのような体勢で座ります。ヨガの合蹠(がっせき)のポーズのように、足裏同士をぴったりと合わせてみましょう。
・隙間がある…土踏まずがある
・隙間がない…土踏まずがない状態
あぐらの姿勢がむずかしい方は、裸足で立ちます。立った状態のまま、土踏まずの部分にボールペンが入るか試してみましょう。
・入る…土踏まずがある
・入らない…土踏まずがない状態
簡易チェックはあくまでも簡単なテストです。土踏まずがあったとしても、痛みや違和感がある場合は整形外科の受診をおすすめします。扁平足に限らず、親指の変形や痛みがある場合も医師に相談しましょう。
外反母趾や扁平足の方が土踏まずを復活させる方法
足裏のアーチの崩れは、すべての人にとって望ましくありません。少しでも怪しいと感じたら、早めに対処するのが大切です。
土踏まずを復活させるためには、アーチを支える筋肉を鍛える必要があります。足指をしっかりと使うことで、再び骨を支えられるようになるためです。ここでは、自分でできる対処方法を紹介します。
鼻緒のある履物で歩く
最も手軽に復活させる方法は、鼻緒のある履物で歩くことです。できれば裸足になって、ビーチサンダルや草履を履きましょう。歩くたびに鼻緒を足指でつかまなくてはならないので、自然に足指を鍛えられます。裸足が寒い季節は、5本指ソックスがおすすめです。
インソールで支える
アーチの崩れをインソールでサポートする方法もあります。本来の位置に土踏まずを戻せるので、歩行中の疲れを軽減可能です。市販のインソールには、扁平足や外反母趾用もあるので、気になる方はチェックしてみてください。ただし、骨格を変えることはできないので注意が必要です。
足指のトレーニング
アーチを支える筋肉をつけるためには、足指のトレーニングが最適です。トレーニングと聞くと本格的な運動をイメージするかもしれませんが、イスに座ったままでもできます。代表的な足指トレーニングは以下の3つです。
・足指じゃんけん
裸足の状態で、「グー・チョキ・パー」を繰り返します。チョキは親指を手前に倒すバージョンと、奥に倒すバージョンで難易度が異なります。余裕がある方は、どちらも挑戦してみましょう。
・タオルギャザー運動
大きめのタオルを足元に用意して、椅子に座ります。足もとに置いたタオルを足指でたぐり寄せます。うまくできない場合は、すくい上げるだけでもOKです。
・カーフレイズ
壁に向かって手をつきます。背筋をのばして、両足のかかとをゆっくり上げましょう。つま先立ちで、足裏全体を伸ばすイメージです。ふくらはぎのストレッチにもなるので、むくみ対策にもおすすめです。
そのほかのトレーニング方法は「外反母趾の女性が運動するメリットと注意点は?おすすめの方法も紹介」をお読みください。
土踏まずを復活させるには、時間がかかります。40代を過ぎると、若い頃のようには筋肉がつきません。焦らず、継続するのが大切です。
扁平足も外反母趾も土踏まずがポイント!
40〜60代の女性は、足裏のアーチが崩れやすい傾向にあります。土踏まずが下がることによって、扁平足や外反母趾のトラブルを抱えるケースも少なくありません。病気ではないものの、放置し続けると歩くのがむずかしくなってしまう恐れもあります。健康な足をキープするためにも、無理のない範囲でケアしましょう。
外反母趾にお悩みの方向けのおすすめシューズを下記記事で紹介しています。
「外反母趾に悩む女性必見!コンフォートシューズのオススメ商品紹介」
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