本革コンフォートシューズ専門店「侘びくつや」がすすめる月1回のお手入れ

大切な革靴を長く持たせるための秘訣は、お手入れ方法にあります。革靴は、きちんと手をかければ見違えるほどきれいに保てるからです。

でも、「革靴のお手入れってどうやるの？」なんて女性も多いようです。

シューケア初心者の方も、日常的にさっと行う「毎日ケア」と、月に1度程度行う「月1スペシャルケア」の2つを覚えておけばバッチリです。

前回の毎日ケアに続き、今回はいよいよスペシャルケアについて解説します。（毎日ケアについてはこちら ＞記事を読む ）

実は、革靴のお手入れは、お肌のお手入れに似ていてるところがありますよ。

正しい本革靴のお手入れ方法を知って、お気に入りの革靴を美しいまま長持ちさせましょう。

必要なもの・月1シューケア用品

まずは、月1スペシャルケアに必要なシューケア用品をご紹介します。毎日ケアでも使用したものに、クリーム類のケア用品が加わります。

• 馬毛ブラシ（ホコリを落とすための柔らかいブラシ）
• 豚毛ブラシ（クリームを馴染ませるための硬いブラシ）
• リムーバー（汚れを落とすクリーム)
• シューズクリーム（革に栄養を与えるもの）
• クロス（古布でもOK）
• グローブ（最終的に磨き上げるため）
• 防水スプレー
• 天然木製のシューズキーパー

【初心者でも簡単】本革靴のお手入れ～月1スペシャルケア編～

本革靴の月1スペシャルケアの手順を解説します。スペシャルケアといっても、慣れれば10分前後で終えられる作業ですので、ぜひ習慣化したいですね。

1. ホコリを落とす

柔らかな馬毛ブラシで革靴の表面をブラッシングし、ホコリを払います。靴のフチや、ソールとアッパーの間の部分には汚れがたまりやすいので入念に。シワが入っている場合は、シワの線に沿ってブラッシングするときれいになります。

2. リムーバーで汚れを落とす

指に巻き付けたクロスにリムーバーを適量取り、革靴の表面を優しくぬぐって汚れを落とします。

3. シューズクリームで靴に栄養を

シューズクリームを専用のブラシで靴全体に塗り込みます。きれいになったところへ栄養を与えます。これにより、本革のツヤや色が深くなります。

4. ブラッシングしてツヤを出す

硬い豚毛ブラシで、シューズクリームをなじませるようにブラッシングします。本革ならではの美しいツヤが出てきます。

5. グローブで乾拭き

最後にグローブで優しく乾拭きします。余分なクリームがあれば除きましょう。

6.防水スプレーで仕上げ

月1スペシャルケアの最後は、防水スプレーで仕上げます。靴から20～30cm離して、まんべんなくスプレーします。

保管時はシューキーパーをお忘れなく！

シューキーパーの役割は、毎日ケア記事をご覧くださいね。 ＞記事を読む

本革靴は月1回のお手入れできれいに長持ち

履いた日のお手入れはもちろん、月1回のスペシャルケアで一層長持ちします。

お肌のお手入れのように、丁寧に汚れを落とし、栄養を入れてツヤツヤな状態を目指しましょう。

履き込むほどに、そして磨くほどに味わいが深まる本革靴の魅力を存分に楽しめますように！